プログラム
日程表
プログラム1日目
プログラム2日目
プログラム3日目
教育講演
人工臓器領域における人工知能(AI)の可能性
HFpEFに対するデバイス治療
ノルモ弁のあゆみと展望
VAD治療経験者に学ぶ
シンポジウム
敗血症に対する人工臓器研究
▼ 趣旨
救急集中治療領域で、敗血症の死亡率は高く、重要な研究課題である。敗血症は、臓器障害を伴うことが定義に含まれ、臓器障害/人工臓器に関する研究は転帰改善の要である。本セッションでは、敗血症などに関する基礎および臨床研究成果・展望を発表いただき、議論を行いたい。
透析分野におけるビッグデータ有効活用の可能性
▼ 趣旨
透析患者は、定期的に受診し採血・検査を行い、多くの医療機器を使用してい ることから、様々なデータが蓄積されている。本シンポジウムでは透析分野におけるビックデータがどのように活用されているかを紹介する。
人工臓器治療患者における終末期医療
▼ 趣旨
人工臓器治療により臓器不全患者の生命維持に加えて、Quality of lifeを高めることも可能となったが、他の臓器不全、悪性疾患、老化等により終末期を迎える症例では治療継続・中断の判断に苦慮することがある。人工臓器治療に関わる(人工心臓、人工腎臓、ICU等での急性期治療)各々の立場から、治療継続・中断に悩んだ例や、学会の提言についての議論し「人工臓器治療の終末期治」のコンセンサス形成への端緒となればと思い、本セッションを企画した。
心臓血管外科医および透析専門医から見る透析患者の心血管疾患治療
▼ 趣旨
維持透析患者に対して、人工弁選択(機械弁or生体弁)や、CABGのグラフトデザインなどについて、心臓外科の領域では盛んに議論されてきたが、透析管理を担う先生方と議論する機会はほとんどなかった。抗凝固療法をはじめとする薬物療法等について、心臓外科医と透析医の双方向で実臨床に有意義な議論をしていただきたい。
DT-LVAD治療の成績安定化に向けた取り組み
▼ 趣旨
2021年5月より,DTの保険償還が開始された。これにあたりVAD協議会でとりまとめた実施基準においてDTの成績をより良いものとするための枠組みをいくつか設けている。このセッションではすでにDTを開始した施設からその初期の実情を発表いただくとともに,全国拡大する上での留意点なども議論してみたい。
COVID-19におけるECMOの有効性
▼ 趣旨
最重症のCOVID-19に対するECMOの有効性は,一般にも広く認知された一方,患者数急増時には,必要な患者に適切なECMO治療を行うことが困難となり得る。
適応の判断や管理上の工夫などにとどまらず,情報共有や患者搬送を含めた地域での体制構築など,より有効なECMOを行うための優れた取り組みについて紹介頂きたい。
大動脈手術におけるオープンステントグラフトの有用性と今後の課題
▼ 趣旨
市販デバイス認可に伴い大動脈手術にオープンステントグラフトが使用される機会も増加している。しかし脊髄障害やSINEなど特有の合併症があり、適応やサイジング・長さ等の使用方法は施設により異なる。最近は開窓使用も行われている。本シンポジウムでは、これらを踏まえ本手術の有用性と課題について議論していただきたい。
人工臓器の研究開発におけるレギュラトリーサイエンスの重要性
▼ 趣旨
治療機器の研究開発においては、開発対象とする治療機器のリスクと効果を創造的に分析し、安全性と期待される有効性を非臨床試験および臨床試験で過不足なく示していくことが必要となる。本セッションでは、人工臓器開発の促進に向けて、研究者、PMDA審査官、厚生労働省が一同に会する場を企画した。
ワークショップ
透析バスキュラーアクセス治療の新しい展開
▼ 趣旨
最近、この領域においては、ステントグラフト、DCBバルーンなど新規ディバイスが使用可能になり、また、バイオチューブなどの新しい概念のディバイスが期待される。さらにバスキュラーアクセス管理においてはエコーの進化によりパラダイムシフトが起きている。本セッションにおいてはこれらの最新動向について紹介する。
植込み型補助人工心臓治療の限界に挑む
▼ 趣旨
右心不全合併症例、低体格症例、左室が小さい症例、難治性不整脈合併症例、Fontan循環症例など植込型LVAD治療が可能かどうか、判断が難しい症例に対する適応と戦略について議論したい。
VAD治療における機器トレーニング、退院指導の標準化
▼ 趣旨
植込型補助人工心臓装着患者の管理において施設間連携の重要性が高まりつつある。それを可能にする上では患者教育の標準化が必要であるが、全ての内容を標準化できるわけではない。このような背景を踏まえ、本セッションでは標準化が可能な患者教育の内容を明らかにし、その上で標準化に繋げるための方法を模索したい。
SHDに対するカテーテル治療の進歩と課題
▼ 趣旨
SHDに対するカテーテル治療が新たな展開を見せている。TAVRはValve in Valveに続いて透析症例に対する適応が承認された。MitraClipやAmplatzer deviceなどの適応も広がりつつあり、SHDの治療戦略が変わりつつある。本セッションでは、その現状と今後の展開について議論したい。
小児MCSのコツとピットフォール
▼ 趣旨
小児慢性心不全の急性増悪に対するMCSは、体格の制限からdevice選択が限られる。しかし、小型のIABPやImpellaなどの成人用deviceが少しずつ応用されるようになり、各施設で経験数も増加してきた。本セッションでは、小児心不全急性増悪に対するストラテジーやdevice選択の限界、その管理方法のコツとピットフォールを多角的な視点から議論する。
組織工学による人工臓器開発の最前線
▼ 趣旨
組織工学(tissue engineering」は、バイオマテリアルが主体となって組織・器官の再生・修復を目指す再生医療技術である。そのなかでも、細胞を用いることなくバイオマテリアルのみで組織再生を実現するin situ tissue regenerationが注目を集めている。本シンポジウムでは日本に於ける組織工学の最前線の研究を紹介し、人工臓器研究の裾野の拡大を目指す。
体外循環技術の伝承-技術教育の課題-
▼ 趣旨
体外循環管理における操作技術は恒常的な知識と技術習得が積極的に行われ、新たな技術やデバイスの開発に伴う変遷と経験則に照らし合わせた成果として伝承されている。しかしながら、臨床転帰を向上させるEBMに基づいた具体的な指針として客観的評価や実証的検証が課題であり、効率性や安定性の高い教育手法を検討する。
ビデオワークショップ;VADドライブライン管理の実際
▼ 趣旨
植込み型VADのドライブライン管理について実際のケアを拝聴しながら、どのように創部管理していくのが良いか議論して欲しい。
パネルディスカッション
装着型人工腎臓システムの実現に向けた課題
▼ 趣旨
限られた時間で十分な血液浄化量を達成しようとすると比較的大きい体外循環回路と血液浄化膜が必要である。一方でこれら必要な装置一式を小型し身につけられるようになれば施行時間を長く取ることが可能となる。本セッションでは人工腎臓システムの小型化と長時間施行を可能とする技術の現況と、実用に向けた課題を討議する。
人工腎臓治療における我が国のガラパゴス化
▼ 趣旨
我が国の血液浄化療法は、急性期治療、維持透析ともに世界トップクラスの臨床成績を誇る。これは医師・医療スタッフ、並びに医療機器メーカの努力の賜物であるが、同時に、海外と異なる独自の道を歩んできたことも事実である。本セッションでは我が国と海外との相違点を明らかにし、近未来の血液浄化療法の方向性を占う。
日本発の人工膵臓療法:Moving Forwardを目指した最新のエビデンスと将来展望
▼ 趣旨
人工膵臓療法は2016年に保険収載され、外科周術期、救急・集中治療など様々な臨床現場で広く施行されるようになった。日本発の医療技術である人工膵臓療法を世界へ発信していく為に、最新のエビデンスも含めて有効性・安全性・利便性・チーム医療など多様な切り口で多職種から発表いただき、将来展望についても討論を行いたい。
高溶血が引き起こす臨床上の課題について
▼ 趣旨
補助人工心臓、ECMO、補助循環用ポンプカテーテルなどの循環補助装置では、技術革新によって高速回転による連続流式小型血液ポンプの普及が進んでいる。しかし、これらの循環補助に伴って高溶血が惹起される場合には臓器障害をきたし得るのみならず、ポンプ内血栓を反映している場合もある。一方、赤血球の溶血に留まらず凝固因子の変性をもきたしている可能性がある。高溶血の制御法、臨床的対処法に関して議論を期待したい。
急性心不全に対する補助循環治療(ECMO, Impella, VAD)
▼ 趣旨
Impellaの普及で重症急性心不全に対する治療戦略に大きな変化があった。一方で、よりハイレベルな循環補助を要する病態や呼吸不全を伴う症例へはフレキシブルな対応が要求される。また、治療が長期化することもある。このセッションでは、重症急性心不全に対する治療方針を示し、議論をしていただきたい。
アフターコロナの人工臓器研究開発
▼ 趣旨
昨今のCOVID-19蔓延に伴い領域によっては、今後の診療構造の様変わりも予見される。このような中、ECMOやPCR検査の重要性が改めて認識されると共に、感染対策機能、オンライン診療やAI/ロボティクスへの関心も高まっている。本セッションでは、アフターコロナを見据えた新たな研究開発の課題や条件などについて広く議論を行う。
企業の取り組みと支援体制からみた医療機器開発
▼ 趣旨
より良い医療を迅速に患者さんに届けるために、産学連携による治療機器の研究開発の促進が期待される。本セッションでは、医工連携、産学連携に取り組まれている方に講演を頂き、産官学で実用化へとつなげる取り組みと課題についてディスカッションする場としたい。
委員会企画
各職場での無意識の偏見(unconscious bias)を考える:男女共同参画若手等WG企画
▼ 趣旨
無意識の偏見(unconscious bias)とは自分自身が気づいていないものの見方や捉え方のゆがみや偏りを言う。これは誰もがもっており、それ自体が直ちに職場に影響を与えるわけではないかもしれないが、放置しておくと職場の人間関係を悪化させたりパフォーマンスにも影響を与える可能性がある。このシンポジウムでは私達の職場における無意識の偏見について考え、多様性に富んだ働きやすい職場環境作りの一助にできればと思う。
新しい人工臓器開発に向けて:4委員会合同企画(イノベーション/研究推進/レギュラトリーサイエンス/医療産業促進)
教育・臨床工学(代謝)企画
人工臓器治療の地雷:医療安全委員会企画
人工臓器と膜工学:学会活性化(広領域)WG企画
新しい人工臓器研究の幕開けーバイオデザインに学ぶー:研究推進委員会企画
よろず相談所:医療産業促進委員会企画
ジョイントセッション
補助循環用ポンプカテーテル(IMPELLA)導入後の各職場での課題:日本循環器看護学会とのジョイントセッション
急性循環/呼吸不全に対する機械的補助法:今日の状況から未来への教育を考える:日本人工臓器学会/日本経皮的心肺補助研究会/日本体外循環技術医学会のジョイントセッション
▼ 趣旨
急性循環/呼吸不全に対する機械的補助法に関して、最近の目覚ましい発展状況から、ECMO/PCPS、補助循環用ポンプカテーテル、体外設置型補助人工心臓の関する教育の重要性が指摘されている。
第59回日本人工臓器学会大会において、学会活性化(循環)ワーキンググループ委員会企画として、日本人工臓器学会、日本経皮的心肺補助研究会、日本体外循環技術医学会のジョイントセッションを開催し、各学会・研究会からご登壇いただきこれらの急性循環/呼吸不全に対する機械的補助法の今日の臨床的状況に関する総括と教育の現状、および今後の教育の方向性について提言をいただき、未来へ向けた議論を行いたい。
在宅人工臓器治療の最前線と未来への技術開発:在宅血液透析と補助人工心臓治療:日本生体医工学会とのジョイントセッション
▼ 趣旨
在宅人工臓器治療に関して、第58回大会に引き続き本年の第59回大会では、日本生体医工学会とのジョイントセッションを、在宅人工臓器治療推進ワーキンググループ委員会企画として開催いたします。今年度は「在宅人工臓器治療の最前線と未来への技術開発」をテーマとして、在宅人工臓器治療に関する問題点について最前線の現場からの課題抽出と在宅人工臓器治療の発展を見据えた技術開発の現状と未来について議論いただきたい。
一般演題
一般演題「看護・コメディカルセッション」
一般演題「臨床工学セッション」
萌芽研究ポスターセッション(30歳以下)